起動警察パトレイバー1〜21/ゆうきまさみ

小学生の頃、自分の中に「かっこいい」を埋め込んでくれた漫画を再読。青年の成長、人間関係、善と悪、知略と暴力、もういろいろ詰まっていてそれらに一つのミスもない。完璧で重厚で。それでいて重苦しくなく明るい人間ドラマが描かれている事を改めて思い知らされる。自分が小説という表現手法を手にしたときも、その模倣の原点はこの漫画だったし、よくよく思えば自分の写真のモチーフの捕らえ方もこの漫画のコマ割にそっくりだ。なんとも計りしえない影響を、この漫画から受けていたんだなぁ。