Transporter/トランスポーター

テレビをつけたらやってたので、何となく観てみた。
リュック・ベッソン監修のせいかどうか知らないが、同様の「TAXI」*1のカーアクション、「KISS OF THE DRAGON」*2クンフーアクションと、ゲーム「Hitman:SilentAssassin」*3の主人公のビジュアルを足して、きれいに3で割ったような、とても潔いバカな作品だった。
みどころは終盤の裸ローションプレイ。カーアクションとか綺麗なシーンは多いがそんなもんどうでもいい。超兄貴もかくやというエロさである。しかも筋書きに何の影響も及ぼさないという投げっぱなしジャーマンスープレックス並のシークエンスである事にシビれる。ていうかイカれてる。
原題かどうか知らないが、運び屋の話なら運び屋らしく、車の運転とかブツの転がし方とかに精通していればいい。なんでクンフーするのかね? 最終的には鍛えられた肉体でもって解決してしまう、デウス・エクス・マキネな展開につい頬が緩んでしまう。で、DVD買うかといわれたら結論は「買わない」。
…ってな感想を狙ってこの作品を作ったのなら、それはそれで凄いのだが。

*1:カーアクションがおまけでついてくるお気楽映画/http://www.taxi3.jp/

*2:ジェット・リーが割とどうでもいい事情で大暴れするちょっとノワール気味なアクション映画/http://www.kissofthedragon.com/

*3:背広着たハゲを操って姑息な手段で暗殺を繰り広げる痛快娯楽アクションゲーム/http://www2.eidos.co.jp/hitman_official/