自傷癖

鬱状態が悪化すると、そのフラストレーションを発散させるべく壁を殴ろうとする。擦過傷で血に染まり、挫傷で蒼くなった拳を見て、なんとなく満足する。それを何度も繰り返す。生傷を抉り、痛みを感じる事で、束の間の安息が得られるのだ。リストカットする人の感情と似たようなものかもしれない。
でも今はまだ、最悪の状態(九月上旬)ほどではないらしい。壁を殴りたい、自傷したい、血を見たいという衝動はあるものの、それを押さえつける事ができている。