火山高

チャンネルをザッピングしていたらやっていたので、片手間で観た。
やたらコントラストの強い画面はまるでモノクロ映画のような印象を与える。コントラストが強すぎて色調が死んでるのでそういう風に見えるのだろう。ハイライトなんて白で潰れてる。それが意図的なものであれば、ずいぶん潔くて面白い演出だと思う。ただプロモーションフィルムのような短い作品ならまだしも、120分近い映像の全域でこんなの見せられたら目がチカチカして苦痛だ。
カメラアングルもわりと趣向が凝っていて面白い。でもなんとなく中高生が脳内アドレナリンの作用で作りだした根拠のない実験的映像にも見えてしまう。やっぱり120分これを見るのは疲れると思う。
シナリオはまぁどうでもいいや。アクション映画にシナリオは必要ないし、どうせ脳天パーな内容だろうと一瞥して分かるし。
一番、違和感を感じたのは、韓国人俳優にアフレコで日本語を喋らせているという事。画面だけみると日本人と大差ない顔なのに、口の動きが日本語じゃない。それがどうにも拭えない違和感となって残る。シュリなんかもそうだが、韓国映画ケレン味が強い。そこに軟調な日本語を持っていっても合わないんではないだろうか。
と、最後まで観てないのに言ってみたりする。