甘え

会社へ行けなかった・行かなかった、その事が背徳感に似た重圧を掛けてくる。会社へ行かないと自分の存在を定義できないからだ。ただ部屋にいるだけでは自分が生きている証明にはならない。だから会社へ行かなきゃいけなかった。昼からでもいいから出社しなければいけなかったのだ。遅刻してでも会社へ行かなければいけなかったのだ。
でも出来なかった、そうしなかった。なぜ? 自分や他人や社会に甘えたからだ。眠らずに起きていればこうならなかった。起きれないのなら眠らなければいい。生活を律する事ができないぐらい、自分は何かに甘えている、あるいはなめきっているのだ。もう逃げ道はないと分かったら、今度は立ち往生か。実にバカらしい行動だ。これからも死ぬまで「病気です」って言い訳して生きていくのか? そうやっていつまでもお味噌扱いのままで生きていくのか?
バカは死ななきゃ治らないってのは本当らしい。腐った肉体に欠陥品の脳味噌を抱えて、お前はいったいどうしたいんだ?